5月24日(火)、北海道大学農学部4階大講堂にて「耕さない田んぼの新しいイネつくり」と
題した特別講義が行われ、参加する機会がありました。
この講義は、日本不耕起栽培普及会の協力の下に行われ、講師には「岩澤信夫」先生、
参加者は大学生他、一般の方も大勢集まっていました。
簡単にまとめると不耕起栽培とは、土を掘り起こしたり反転させたりして耕起することを
しない農業の手法の事を言います。通常、農作物を栽培する際には、必ず耕起を行いますが、
それを行わないという発想が凄いと思います。
不耕起栽培に期待されているのは、省力化や省コストと言う事だけでなく、稲作で不耕起栽培を
進めると、下記のような成果があるとの事です。
・田んぼに従来から住んでいた生きものが増えたり、戻ってきたり、
・土壌の構造が変化して田んぼの水持ちが変わったり、
・田んぼが酸素をたくさん吐き出すしくみが生まれていたり、
・水がきれいになる仕組みが隠れていたり、
・メタンガスの発生が少なくて済んでいたり、
・そしてなによりも嬉しいことに、お米の味が大変美味しくなる。
講義では、イネの他にもダイズの不耕起栽培についてのお話、海外の飛行機で種を撒くような
大規模な不耕起栽培のお話等、普段中々聴く事が出来ない貴重なお話を聴く事ができました。
農作物の栽培方法には、様々なものがあり、改めて農業の奥深さを実感した一日でした。
※一部、文面を日本不耕起栽培普及会ホームページより参照しております。
※不耕起栽培にご興味・ご関心をお持ちの方は、下記までお問い合わせ下さい。
日本不耕起栽培普及会ホームページ
http://www.no-tillfarming.jp/index.html
その他、北海道情報はこちらから。
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